宅地建物取引業者Aは、Bが所有する宅地の売却を依頼され、専任媒介契約を締結した。この場合における次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定に違反するものはいくつあるか。 ア Aは、Bが宅地建物取引業者であったので、宅地建物取引業法第34条の2第1項に規定する書面を作成しなかった。 イ Aは、Bの要望により、指定流通機構に当該宅地を登録しない旨の特約をし、指定流通機構に登録しなかった。 ウ Aは、短期間で売買契約を成立させることができると判断したので指定流通機構に登録せず、専任媒介契約締結の日の9日後に当該売買契約を成立させた。 エ Aは、当該契約に係る業務の処理状況の報告日を毎週金曜日とする旨の特約をした。
- 一つ
- 二つ
- 三つ ✓
- 四つ
解説
正解は3(三つ、ア・イ・ウが違反)。ア:違反。34条の2の書面作成・交付義務は依頼者が宅地建物取引業者であっても免除されない(この義務は78条2項の宅建業者間取引の適用除外対象には含まれていない)。イ:違反。指定流通機構への登録義務を排除する特約は無効であり、登録しないことは違反となる。ウ:違反。専任媒介契約では契約締結の日から休業日を除き7日以内に指定流通機構へ登録しなければならず、9日後まで登録していなかったことは登録期限徒過にあたり違反となる。エ:違反ではない。専任媒介契約の業務処理状況の報告は2週間に1回以上行えばよいとされており、依頼者に有利な「毎週」報告する特約は有効である。
(法令基準日: 平成27年4月1日)
- 宅地建物取引業法第34条の2第1項(媒介契約書面の作成・交付義務)
- 宅地建物取引業法第34条の2第5項(専任媒介契約の指定流通機構登録義務、7日以内)
- 宅地建物取引業法第34条の2第9項(業務処理状況の報告、2週間に1回以上)
- 本問は個数問題であり、肢別分解せず1レコードにまとめて保存している(CLAUDE.md参照)。
出典: 宅地建物取引士資格試験(実施:一般財団法人不動産適正取引推進機構、平成27年度試験・問30)
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