A所有の甲土地を占有しているBによる権利の時効取得に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。 (1)Bが父から甲土地についての賃借権を相続により承継して賃料を払い続けている場合であっても、相続から20年間甲土地を占有したときは、Bは、時効によって甲土地の所有権を取得することができる。
- ○ 正しい
- × 誤り ✓
解説
× 誤り
賃借人としての占有は「所有の意思」を欠く他主占有であり、相続により占有を承継してもその性質は当然には変わらない。賃料を払い続けている限り、所有の意思をもって占有しているとはいえず、いくら長期間占有を継続しても所有権の時効取得は認められない。
(法令基準日: 平成27年4月1日)
- 民法第162条(所有権の取得時効、所有の意思が要件)
- 判例(賃借人としての占有は他主占有であり、賃料支払継続中は自主占有への転換を認めない)
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出典: 宅地建物取引士資格試験(実施:一般財団法人不動産適正取引推進機構、平成27年度試験・問4)
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